「私が母でなければ…」旧統一教会献金の実態と山上被告の母が語る後悔　2つの裁判が問う“信仰と責任”

日本の最新ニュース

2025.10.26

今回のジジポリでは、旧統一教会をめぐる2つの裁判と、山上徹也被告の母親が語った後悔、そして宗教と家庭の関係について解説していきます。

安倍晋三元首相銃撃事件の公判が始まるのを前に、山上徹也被告の母親が「私が母親でなければ…」と語りました。
彼女の言葉は、旧統一教会（現在の世界平和統一家庭連合）による献金問題や、「宗教2世（親の信仰に巻き込まれた子ども）」の苦しみを改めて浮き彫りにしています。

一方、韓国では教団トップ・韓鶴子総裁の裁判も進行中。
政治資金提供や巨額の献金疑惑など、宗教と政治・金銭の問題が国際的な注目を集めています。

日本の裁判
　奈良地裁で始まる山上被告の初公判。事件の背景には、母親による旧統一教会への多額の献金と家庭崩壊があったとされています。
韓国の裁判
　教団トップ・韓鶴子（ハン・ハクチャ）総裁が政治資金提供やカジノでの賭博容疑で起訴。
　日本の信者からの資金が「世界宣教支援」名目で韓国へ流れていた実態も明らかに。

こうした言葉の裏には、**「信仰の自由」と「家庭の崩壊」**という相反する現実が隠れています。

山上被告の母親は、事件後に「献金をやりすぎてしまった」と語る一方で、「信仰は続けている」とも話しています。
これは、日本社会における「宗教と責任」のあり方を問う発言です。

また、元信者の証言によると、日本から韓国へは毎年200億円以上が送金されていたとされ、資金の使途には不透明な点も残っています。
韓鶴子総裁の裁判では、献金の行方と教団の資金構造が明らかになる可能性があります。

なぜ信仰が、ここまで人を追い詰めてしまうのか？
そして、信者家族の苦しみは誰が救うべきなのでしょうか。

あなたなら、家族が信仰によって人生を失っていくとき、どのように声をかけますか？
「信仰の自由」と「家庭の幸せ」は両立できるのでしょうか。
この事件は、宗教だけでなく“家族の絆”を見つめ直すきっかけにもなっています。

（出典：Yahoo!ニュース【独自】「私が母でなければ…」山上被告の母が語る後悔　“献金”の実態は? 旧統一教会めぐる2つの裁判の行方【報道特集】