2025年10月4日に新総裁が選出される自民党総裁選を巡り、21日に放送された読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に、河井克行元法相と妻で元参院議員の案里氏が出演しました。番組では総裁選の最新情勢が話題となり、特に高市早苗氏の支持状況が注目されました。
河井克行氏のコメント
河井氏は、高市氏について「安倍総理が大きく期待していた立派な政治家」と評価したうえで、林芳正陣営の勢いが非常に強いことを指摘しました。スタジオには「ええーっ!?」「なんで!?」と驚きの声が上がり、河井氏は具体的に次のようにコメントしています。
- 「財務省、宮沢洋一、岸田文雄…というガチガチの団結ラインが林陣営を支えている」
- 「すごい執念でやっているので、高市さんは本当に頑張らないと決選投票に残れないかもしれない」
林芳正陣営の“連合軍”の存在
河井氏はさらに、林陣営が党員票も獲得できるかどうかの質問に対して、次のように述べました。
- 「財務省、宮沢洋一、岸田文雄の連合軍が非常に強い力を入れている」
この発言から、林芳正氏の陣営が党内有力者や官僚組織の支援を背景に、着実に支持を拡大していることがうかがえます。総裁選の序盤で高市氏が3位転落の危機に直面している可能性が示唆され、選挙戦の展開に注目が集まっています。
総裁選の現状
自民党総裁選は、以下の5名が立候補しています。
- 小林鷹之元経済安全保障担当相(50)
- 茂木敏充前幹事長(69)
- 林芳正官房長官(64)
- 高市早苗前経済安保担当相(64)
- 小泉進次郎農林水産大臣(44)
林陣営の支持拡大と高市氏の苦戦は、党内外の注目を集める重要なポイントとなっており、今後の討論会や決選投票の行方が注目されています。
まとめとポイント
- 河井克行元法相は、高市早苗氏に対し「林芳正陣営の勢いが非常に強く、決選投票に残れない可能性がある」と指摘。
- 林芳正陣営は財務省、宮沢洋一、岸田文雄の支援を受ける“連合軍”が結成され、党内有力者や官僚組織の支援で勢力を拡大している。
- 高市氏の支持状況は総裁選序盤で厳しい状況にあり、選挙戦の展開次第で順位が大きく変動する可能性がある。
- 今後の党員票や決選投票での動向が、自民党総裁選の結果に直接影響を与える重要なポイントとなる。