住民を震撼させた夜の通報:「ヒグマを見た」
16日午後9時過ぎ、札幌市北区屯田町で20代の男性が車で帰宅中に「ヒグマを見た」と警察に通報しました。
目撃されたヒグマの体長はおよそ2メートルとみられ、現場は道道128号線上。
現在、警察が付近をパトロールし、周辺住民に警戒を呼びかけています。
なぜ札幌市街地近くでヒグマが?
札幌市は北海道の中でもヒグマの出没が多い地域のひとつです。
近年は住宅地のすぐそばにまでクマが出没するケースが増えており、その背景には次のような理由が考えられます。
- 山のエサ不足(どんぐり・木の実などが不作)
- 市街地に残る緑地帯や川沿いを通って侵入
- ゴミや畑の作物など、人間の生活環境が“餌場”になっている
つまり、自然と人の暮らしの距離が近づきすぎているのです。
屯田町での目撃はなぜ危険なのか?
屯田町は住宅や商業施設が多い地域で、近くには学校や公園もあります。
もしこの大型のヒグマが人の多い場所に迷い込めば、重大な事故につながるおそれがあります。
過去にも札幌市内ではヒグマが住宅街に侵入し、人がケガをする事件が起きています。
そのため、地元住民は不安を募らせており、「夜間の外出を控えるように」との呼びかけも出ています。
今後の対応と住民ができる対策
警察は引き続き現場周辺で警戒活動を行っており、市も防災無線などで注意喚起を強化しています。
住民としては次のような点に注意が必要です。
- 夜間や早朝の外出を控える
- 生ゴミを屋外に放置しない
- クマの痕跡(足跡や糞など)を見つけたらすぐ通報する
- SNSなどでの情報拡散に協力する
「人とクマの共存」どうすべき?
ヒグマの出没は「地方だけの問題」ではなくなっています。
札幌のような都市部にも現れるようになった今、私たちが「どう自然と向き合うか」が問われています。
あなたはどう思いますか?
人の生活を守りながら、ヒグマとの共存をどう実現すればよいのでしょうか。
🟤 まとめポイント
- 札幌市北区屯田町で体長約2メートルのヒグマが目撃された
- 現在、警察が道道128号周辺を警戒中
- 餌不足や人里との距離の近さが出没の背景に
- 屯田町は住宅街が多く、人身被害の恐れも
- 夜間外出を控え、行政の情報に注意を
(出典:HTB北海道ニュース「体長約2m「ヒグマを見た」札幌・北区屯田町 道道128号 警察がパトロール中」

体長約2m「ヒグマを見た」札幌・北区屯田町 道道128号 警察がパトロール中
速報です。16日午後9時過ぎ札幌市北区屯田町で20代の男性が車で帰宅中に「ヒグマを見た」と警察に通報しました。クマの体長はおよそ2メートルだということです。現場は道道128号上で現在警察が警戒活動を…