■ 国道12号で3台が衝突、60代女性が搬送
2025年10月12日午後2時半ごろ、札幌市白石区中央1条2丁目の国道12号で、乗用車3台が絡む交通事故が発生しました。
事故は、札幌方向から厚別方向へ走行していた車が対向車線にはみ出し、正面衝突したことが発端とみられています。
衝突の勢いで、さらにもう1台の車にもぶつかり、計3台が関係する多重事故となりました。
この事故で、正面衝突された車に乗っていた60代の女性が負傷し、病院に搬送されたとのことです。
■ 運転していた41歳の男を逮捕 「事故のことはよく覚えていない」
警察は、事故を起こした乗用車を運転していた**阿部賢一郎容疑者(41)**を、
過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。
しかし阿部容疑者は取り調べに対し、
「事故のことはよく覚えていない」
と供述しており、現時点では容疑を否認しているということです。
事故当時の飲酒や薬物の影響については、警察が慎重に調べを進めています。
■ 「覚えていない」事故が示す運転リスク
「事故の記憶がない」と供述するケースは少なくありません。
過去にも、同様の供述があった事故では以下のような原因が挙げられています。
- 急な体調変化(てんかん・意識喪失・脳貧血)
- 睡眠不足による居眠り運転
- 飲酒や薬物による意識混濁
- 極度のストレスや過労
特に国道12号は交通量が多く、直線区間が続くため「油断による意識低下」も起こりやすい道路です。
運転前には十分な睡眠・休息を取り、体調や精神状態を確認することが求められます。
■ 現場となった国道12号とは
国道12号は、札幌市から旭川市までを結ぶ北海道の主要幹線道路で、物流や通勤通学など日常的に多くの車が行き交います。
一方で、
- スピード超過
- 車線のはみ出し
- 信号無視
といった事故が相次ぐことでも知られ、警察も定期的に取締りを強化しています。
今回の事故現場付近でも、**以前から「危険な追い越し」や「車線変更トラブル」**が指摘されていました。
■ 交通事故防止のために私たちができること
今回の事故を教訓に、ドライバーが心がけたいポイントは次の通りです。
- 運転前に体調チェック(少しでも異変を感じたら運転を控える)
- 眠気・疲労を感じたら早めの休憩を
- 高速道路・幹線道路では集中力の維持を意識する
- 運転中のスマホ操作・ぼんやり運転をしない
- ドラレコを設置し、自衛と証拠保全を
■ まとめポイント
- 札幌市白石区・国道12号で乗用車3台が衝突
- 60代女性が病院に搬送され、41歳の男性が逮捕
- 容疑者は「事故のことは覚えていない」と供述
- 居眠りや体調不良の可能性も視野に警察が捜査中
- 交通量の多い道路では、一瞬の油断が大事故につながる
👉 「慣れた道ほど危険」――日常運転こそ慎重に。
(出典HTB北海道ニュース「「事故のことはよく覚えていない」 車3台絡む衝突事故で男を逮捕 60代女性が病院搬送 札幌・白石区」
