■ 西区西野でヒグマ1頭を駆除、体長約1.5mのメス
2025年10月13日朝、札幌市西区西野地区でヒグマ1頭が駆除されました。
市が設置した箱わなにかかっていたクマを、登録ハンターが対応したもので、駆除されたのは体長約1.5メートルのメスと報告されています。
今回の駆除は、市街地でのクマの目撃が相次ぐ西野地区での3頭目の事例となります。前回の駆除は11日に行われており、市は継続して警戒を呼びかけています。
■ 市街地での目撃が相次ぐ背景
西野地区では先月下旬ごろから、住宅街や公園などでのヒグマ目撃が相次いでいました。
特に親子とみられるクマの母グマが市街地周辺に出没している可能性があり、今回駆除されたクマもその母グマである可能性が高いと、市は調査を進めています。
市民への注意喚起として、以下の点が呼びかけられています。
- ゴミの放置や生ゴミの屋外投棄を避ける
- 散歩や登下校時に周囲を確認する
- ヒグマに遭遇した場合は刺激せず、距離を保つ
■ 箱わなによる駆除の意義と課題
札幌市では、ヒグマの市街地出没が増加する季節に備え、箱わなによる駆除を実施しています。
- メリット:人やペットへの危害リスクを減らし、計画的に個体数を管理可能
- 課題:繁殖期や親子連れの場合、複数頭が出没するため安全確保が難しい
今回の事例では、母グマの駆除が他のクマの行動に影響を及ぼす可能性も指摘されており、今後の目撃情報にも注意が必要です。
■ ヒグマと共存するために私たちができること
- 食べ物を屋外に放置せず、餌付けを避ける
- 夜間の散歩は控え、複数人で行動
- 公園や山林周辺でヒグマ注意の標識を確認
- 子どもやペットの安全管理を徹底
■ まとめポイント
- 札幌市西区西野地区でヒグマ1頭を駆除、体長約1.5mのメス
- 市街地でのヒグマ目撃は増加中、母グマの可能性も
- 箱わな駆除は安全対策として有効だが、複数頭出没には注意が必要
- 市民はゴミ管理や散歩時の注意などでヒグマとの衝突リスクを減らす
👉 ヒグマの市街地出没は毎年の課題。個人の注意が命を守る第一歩です。
(出典:HTB北海道ニュース「「ヒグマ警報」発表中の札幌・西区でクマ1頭駆除 目撃相次ぐ母グマか 同地区で3頭目」

「ヒグマ警報」発表中の札幌・西区でクマ1頭駆除 目撃相次ぐ母グマか 同地区で3頭目
13日朝、札幌市西区でクマ1頭が駆除されました。市は、付近で目撃があった親子とみられるクマの母グマの可能性が高いとみて、調べています。午前6時半前、札幌市西区西野地区で、市が設置した箱わなにかかって…