札幌市西区西野でヒグマが相次いで目撃され、ついに体長約1.5メートルのクマ1頭が箱罠にかかり駆除されました。住宅街や公園への出没も確認されており、地域住民には引き続き警戒が呼びかけられています。
事件の経緯
- 日時・場所:午前1時30分ごろ、札幌市西区西野で箱罠にクマが入るのを市役所職員が確認。
- 駆除の実施:連絡を受けたハンター4名が現場へ駆けつけ、午前6時30分に駆除。
- クマの特徴:体長約1.5メートル、単独で行動していた可能性が高い。
- 不明点:4日に住宅街で撮影されたクマとの関連は現時点で不明。
- 周辺状況:駆除された個体以外の痕跡はなく、西野地区ではヒグマ警報が発令され、公園は閉鎖。
西区でのヒグマ出没状況
西区西野では住宅街への出没や足跡の発見が相次いでいます。
山と住宅地が隣接している地域では、ヒグマの出没が特に増える時期であり、夜間や早朝の外出には注意が必要です。
箱罠による駆除の意義
- 安全確保:住宅街でのヒグマ出没は人身被害のリスクが高いため、箱罠による捕獲・駆除は住民の安全確保が主目的。
- 個体特定:罠にかかった個体の調査により、成獣か若齢個体か、健康状態などを把握可能。
- 生息域管理:駆除や捕獲のデータをもとに、今後の生息域管理や警報発令の基準に活用。
ヒグマ出没時の注意点(住民向け)
- 夜間・早朝の外出を控える
特に住宅街や公園など、ヒグマ目撃が報告されている地域は避ける。 - ゴミの管理を徹底する
食べ物や生ゴミは外に放置せず、匂いの強いものは密閉容器に保管。 - 子どもやペットの安全確保
登下校や散歩時は必ず大人の付き添いや安全ルートの確認。 - 遭遇時の対応
- 大声を出して刺激せず、ゆっくりと後退
- 走って逃げると追いかけられる危険
- 車や建物に避難できる場合は安全確保
- 地域の情報を確認
ヒグマ警報や自治体の情報をこまめにチェックする。
今後の見通し
- 駆除された個体以外の痕跡は今のところ確認されていませんが、周辺山林にはまだ複数のクマが生息する可能性があります。
- 札幌市は警戒区域や閉鎖区域の拡大も検討しており、住民は最新情報を随時確認することが重要です。
- 季節的には食料が少ない秋から冬にかけて、ヒグマが住宅街に降りてくるケースが増えます。今後も注意が必要です。
まとめポイント
- 札幌市西区西野でヒグマ1頭を箱罠で捕獲・駆除。体長約1.5メートルで単独行動と推定。
- 4日撮影の個体との関連は不明。周辺の公園は閉鎖され、ヒグマ警報が発令中。
- 住民は夜間・早朝の外出を控え、食料管理や子どもの安全確保に注意。
- 遭遇時は落ち着いて後退、刺激せず、安全な場所へ避難。
- 今後も札幌市は警戒情報を更新し、住民は常に最新情報を確認することが推奨される。
(出典:HTB北海道ニュース「ヒグマ警報の札幌市西区・西野 箱罠に体長1.5mのクマ1頭 駆除 4日撮影の個体との関連不明」

ヒグマ警報の札幌市西区・西野 箱罠に体長1.5mのクマ1頭 駆除 4日撮影の個体との関連不明
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