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【札幌】ノースサファリサッポロに家宅捜索 無許可開発で都市計画法違反の疑い

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①導入:人気動物園が法令違反で捜査対象に

ジジポリでも注目し観光客にも人気だった**札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」**が、ついに警察の捜査対象となりました。
道警は2025年10月23日朝、都市計画法違反(無許可開発)などの疑いで園内や運営会社を家宅捜索しました。

「ノースサファリサッポロ」といえば、「危険すぎる動物園」として全国的に知られ、多くの観光客が訪れるスポットでした。しかしその裏で、都市計画法に基づく許可を得ないまま開発を続けていた疑いが強まり、長年にわたる行政指導にも従わなかったとされています。

人気施設がなぜ違法建築を続けていたのか? その背景には何があるのでしょうか。


②事件概要:無許可で建物を増設、183棟にまで拡大

警察によると、運営会社「サクセス観光」は建物の建設が原則認められない市街化調整区域において、無許可で施設を建てていた疑いが持たれています。

  • 2005年にノースサファリサッポロを開業
  • 札幌市の指導・勧告にもかかわらず拡張を続ける
  • 結果、建物数は183棟にまで増加

札幌市は何度も是正を求めましたが改善されず、2024年2月には**「除却命令」(違法建築物の撤去命令)**の検討を公表しました。
秋元克広市長も「これ以上は看過できない」と述べており、今回の家宅捜索はその延長線上にあるとみられます。


③専門用語解説(初心者向け)

  • 都市計画法:土地の利用を適切に管理するための法律。勝手に建物を建てたり、用途を変えたりすると違法になることがあります。
  • 市街化調整区域:都市の無秩序な拡大を防ぐため、原則として建物の新築や開発が禁止されている地域。
  • 除却命令:違法に建てられた建物を撤去するよう行政が命じる処分。

このように、都市計画法は「街づくりのルールブック」のような存在です。観光施設であっても、このルールを守らなければ開発は認められません。


④影響と今後の対応

ノースサファリサッポロは先月末にすでに閉園していますが、家宅捜索によって今後の再開は一層難しくなる可能性があります。
また、同園を運営する「サクセス観光」が保有する他の関連施設にも、違法建築や無許可開発がないか調査が及ぶ見込みです。

観光業への影響も少なくありません。ノースサファリサッポロは北海道観光の一角を担う存在だったため、地元経済や雇用にも影響が出るとの懸念もあります。

行政の警告を無視してでも拡張を続けた背景には、人気施設としての「経済的プレッシャー」もあったのではないでしょうか?


⑤読者への問いかけ

法律を守ることは当然ですが、「地域の観光資源を守る」という観点から見たとき、どのようなバランスが理想的でしょうか?
地元経済の活性化と都市計画法の遵守、その両立の難しさが浮き彫りになっています。

あなたは、違法建築であっても観光価値が高い施設なら存続を認めるべきだと思いますか?


⑥まとめポイント

  • 札幌市南区の「ノースサファリサッポロ」が都市計画法違反の疑いで家宅捜索
  • 市街化調整区域に無許可で183棟の建物を建設
  • 札幌市は以前から除却命令を検討しており、法的措置を強化
  • 閉園後も運営会社に対する捜査・行政処分が続く見通し
  • 地域観光と法令遵守のバランスが問われている

(出典:HTB北海道ニュース「札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」に家宅捜索 無許可開発の都市計画法違反などの疑い」

札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」に家宅捜索 無許可開発の都市計画法違反などの疑い
■本間壮惟記者)「道警の捜査員を乗せた車両が、ノースサファリサッポロの園内へと入っていきます」ついに警察が動く事態となりました。先月末に閉園した札幌市南区の民間動物園、ノースサファリサッポロ。道警は…

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