北海道・室蘭市で、コンビニエンスストアの女子トイレにスマートフォンを仕掛け、盗撮したとして会社員の男が逮捕されました。
この事件は「どこでも起き得る身近な犯罪」として、社会的にも大きな関心を集めています。
■ コンビニの女子トイレにスマホを設置
逮捕されたのは、室蘭市に住む会社員・齋孝一(さい・こういち)容疑者(33)。
警察によりますと、齋容疑者は2025年8月4日、室蘭市中島町にあるコンビニエンスストアの女子トイレ内にスマートフォンを設置し、トイレを利用した7人の女性を盗撮、さらに5人を撮影しようとした疑いが持たれています。
■ 関係者の発見で発覚 警察がすぐに捜査
事件のきっかけは、コンビニ関係者が女子トイレに不審なスマートフォンを発見したことでした。
8月4日当日に警察へ通報があり、捜査の結果、スマホの持ち主を突き止めたことで齋容疑者が浮上。
警察は容疑者の勤務先や通信履歴などを調べ、盗撮動画の存在も確認したとみられています。
齋容疑者は警察の取り調べに対して、
「盗撮したことに間違いありません」
と容疑を認めています。
■ 動機や余罪も調査中
警察は、盗撮の動機や手口、他にも同様の犯行を繰り返していなかったかを詳しく調べています。
このような「隠し撮り」行為は、性犯罪の一種であり、被害者の尊厳を深く傷つける重大な犯罪です。
一見、軽い「いたずら」や「興味本位」に見える行動が、被害者にとっては一生忘れられない恐怖体験となります。
■ 増える「盗撮犯罪」 身近な場所でも警戒を
近年、スマートフォンの普及とともに盗撮事件は増加傾向にあります。
特にトイレや更衣室、駅構内など、「安心して使えるはずの場所」での犯罪が相次いでいます。
防犯カメラの設置や店舗スタッフの見回りなど、店舗側の対策も進められていますが、
利用者一人ひとりが**「おかしい」と思ったらすぐ通報する意識**も欠かせません。
■ あなたはどう思いますか?
誰もが使うコンビニのトイレで、このような事件が起きたという事実。
「自分の身近にも起こるかもしれない」と考えると、他人事ではありません。
あなたは、もし不審なスマホやカメラを見つけたらどう行動しますか?
犯罪を未然に防ぐために、私たち一人ひとりの注意が求められています。
✅まとめポイント
- 室蘭市のコンビニ女子トイレで盗撮事件が発生
- 33歳の会社員がスマホを設置して女性7人を撮影
- 関係者の発見で発覚し、容疑者は犯行を認める
- 盗撮は被害者の尊厳を深く傷つける性犯罪
- 「おかしい」と思ったらすぐ通報する行動が大切
(出典:HTB北海道ニュース「北海道・室蘭市 コンビニの女子トイレにスマホを仕掛けて盗撮か 会社員の男(33)を逮捕」
