【自民党総裁選】小泉陣営の“ステマ疑惑”に新展開 牧島かれん氏、党研修会で「礼賛コメント例」を提示か

政治・政策まとめ

自民党総裁選の投票を目前に控える中、小泉進次郎農林水産相の選対を巡る「ステマ疑惑」が波紋を広げています。新たな証言によれば、元デジタル大臣で小泉氏の広報班長を務めていた牧島かれん氏が、過去の党研修会でもSNS上での「ポジティブコメント投稿」を推奨していた可能性が浮上しました。


ステマ疑惑の発端

問題となったのは、小泉陣営内で牧島氏が「ニコニコ動画などで前向きなコメントを書いて欲しい」とする要請メールを送っていたこと。メールには“小泉進次郎氏を持ち上げる内容”が並ぶ一方で、〈ビジネスエセ保守に負けるな〉〈仲間がいないと政策は進まない〉といった、特定候補(高市早苗前経済安全保障担当相を想定とみられる)を揶揄する文言も含まれていたとされます。

この報道を受けて、牧島氏は広報班長を辞任しましたが、完全に幕引きとはならず、さらなる注目を集めています。


「研修会でも同様の事例があった」との証言

新たに浮上したのは、今年3月10日に行われた党団体総局主催の「各種団体協議会研修会」での出来事です。関係者によると、この会合には自民党と関わりの深い友好団体の関係者が集まり、政治資金や選挙戦略をテーマとした講演が行われました。小渕優子氏や小泉進次郎氏をはじめ、複数の議員が出席していたといいます。

その終盤、牧島氏が登壇し「選挙運動におけるSNSの活用法」と題して20分ほどスピーチを行いました。その際、配布されたA4サイズ20ページに及ぶ資料には「候補者の業績面を評価するコメント例」「人物的魅力を強調するコメント例」など、実際に投稿できる具体的な文言が並んでいたとされます。

資料の表紙には「党広報本部ネットメディア局長 牧島かれん」と記載があり、党公式の活動の一環であったことをうかがわせるものでした。


今後の焦点

今回の新証言により、「一連のステマ疑惑は偶発的なものではなく、以前から準備されていたのではないか」という見方が広がっています。一方で、政治活動においてSNS戦略を取り入れること自体は一般的になっており、「どこまでが不適切な“情報操作”で、どこからが正当な広報活動なのか」という線引きが改めて問われています。


まとめのポイント

  • 小泉陣営の“ステマ疑惑”は、牧島氏が広報班長を辞任しても沈静化せず、さらに波紋を広げている
  • 牧島氏は過去の党研修会でも「礼賛コメント例」を提示していたとの証言が浮上
  • SNS戦略の活用は現代政治で不可欠だが、その在り方が「情報操作」と捉えられると信頼性を損なうリスクがある
  • 今回の問題は、総裁選の公正さだけでなく、政治とネットの関係性の透明性を改めて考える契機となる

(出典:Yahoo!ニュース「【ステマ疑惑に新展開】進次郎選対・牧島かれん 自民党研修会でも礼賛コメント例を提示していた!」

【ステマ疑惑に新展開】進次郎選対・牧島かれん 自民党研修会でも礼賛コメント例を提示していた!(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
投票目前に迫った自民党総裁選で、波紋を呼んでいる小泉陣営の“ステマ疑惑”。小泉進次郎農相の選対で広報班長を務めていた牧島かれん元デジタル相(48)が、「ニコニコ動画でポジティブなコメントを書いて欲

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