今回のジジポリでは石破茂氏による高市早苗首相批判と、自民党内の反応、そして今後の党内関係への影響などについて解説していきます。
① 導入:退任直後の「首相批判」に党内がざわつく
自民党の石破茂前首相(前総裁)が、退任からわずか10日後に高市早苗首相(総裁)への批判を再開しました。
かつて「仲間を後ろから撃つ」と評された石破氏の発言に、党内では再び波紋が広がっています。
退任直後に後任の首相を批判するのは極めて異例。
政治的な意見表明ともいえますが、「政権の足を引っ張る行為では」と懸念する声も多く上がっています。
② 概要:石破氏の発言と党内の反応
石破氏は10月30日に配信された中国新聞のインタビューで、
自民党が日本維新の会と連立を組んだことについて「新自由主義的であり、自民党が保守の路線に傾く危険がある」と批判。
さらに、高市政権が米政策(コメ生産政策)を転換したことにも「不愉快だ」と強い不満を示しました。
一方で党内では、
- 「また始まったのか」(無所属・松原仁議員)
- 「批判は簡単だが、実行は難しいと実感したはず」(高麗啓一郎氏)
- 「現職総理には沈黙こそ使命だ」(牧原秀樹氏)
と、厳しい反応が相次ぎました。
特に、牧原氏や佐藤正久前参院議員は「丁寧な無視で十分」と冷静な対応を呼びかけています。
③ 専門用語解説
- 新自由主義(しんじゆうしゅぎ):
経済における自由競争を重視し、政府の介入をできるだけ減らす考え方。
一方で「格差を広げる」という批判もある。 - 連立政権(れんりつせいけん):
複数の政党が協力して政権を担う形。今回の場合、自民党と日本維新の会が新たに連立を組んだ。
④ 影響と今後の対応
今回の発言で、石破氏が再び「政権批判の急先鋒」として注目を集めることは間違いありません。
ただし、自民党内では「過去のパターン」と受け止める向きも強く、
「党の結束を乱す行為」として冷ややかな見方も広がっています。
一方で、石破氏のように「異論を唱える政治家」が減っているのも事実です。
党内での多様な意見が失われれば、政治全体の健全な議論がなくなる可能性もあります。
では、批判をする政治家は必要なのか?それとも、沈黙すべきなのか?
この問いは、今後の日本政治においても重要なテーマとなるでしょう。
⑤ 読者への問いかけ
あなたはどう思いますか?
退任した首相が後任を批判することは「正直さ」でしょうか、それとも「分裂を招く行為」でしょうか。
意見の違いをどう受け止めるべきか、私たち有権者も考える時期にきているのかもしれません。
まとめポイント
- 石破氏が退任10日で高市政権を批判し、党内で波紋を呼ぶ
- 自民党と維新の連立に「新自由主義的」と苦言
- 党内では「丁寧な無視で十分」と冷静対応
- 批判と沈黙、どちらが政治のあるべき姿か議論に
- 異論を封じず、建設的な意見交換が今後の鍵に
(出典:Yahoo!ニュース「もう始まった…」石破氏が「後ろから鉄砲」解禁か 高市政権批判も党内「丁寧な無視で」


