■ なぜこのニュースが重要なのか
北海道・空知管内で、大きな金額が絡む投資詐欺事件が発覚しました。被害額は1500万円にも上り、国際的な関与が疑われています。
被害者は自宅に訪問してきた「証券会社の社員」を名乗る人物に現金を渡してしまったといいます。私たちにとっても、自宅や電話、SNSを通じた投資の勧誘に注意する必要性を改めて示す事件です。
■ 事件の概要
2023年2月、空知管内に住む50代女性宅を訪問したのは以下の人物です。
- 曹海艶(そうかいえん)容疑者(37):札幌市在住、中国国籍の会社役員
- トー・シェン・ボク容疑者:住所不定、マレーシア国籍の会社役員
この二人は共謀し、「投資の名目」で現金1500万円をだまし取った疑いが持たれています。
■ 手口の詳細
警察の調べによると、被害女性は以下のように誘導されました。
- 国際証券会社の社員を名乗る人物から「お金はスタッフに渡してほしい」と指示
- 曹容疑者がトー容疑者の車で送迎
- 曹容疑者が中国語を交えて被害女性と会話、通訳として詐欺を幇助
曹容疑者は「私は人を騙していない」と容疑を否認していますが、警察は余罪がある可能性も視野に捜査を進めています。
■ 投資詐欺の特徴と注意点
今回の事件のような訪問型投資詐欺は、特に高齢者を狙いやすい傾向があります。注意すべきポイントは次の通りです。
- 「社員を名乗る人」や「友人を通じた勧誘」に注意
- 高額現金の要求や、即決を迫る提案には応じない
- 中国語や外国語での説明があっても慎重に
- 投資前に必ず会社や担当者の正当性を確認
あなたなら、見知らぬ人物から高額な現金を求められたらどう対応しますか?安全策を事前に知っておくことが重要です。
■ 背景:国際的な詐欺の増加
近年、日本国内では外国籍を含む組織的な詐欺事件が増えています。訪問や電話、メールなどで被害者の心理につけ込む手口が多く、国際的に共謀するケースも少なくありません。
被害を防ぐためには、警察や金融機関と連携して警戒心を持つことが大切です。
■ まとめポイント
- 札幌市在住の中国国籍女性とマレーシア国籍男性が共謀し、1500万円をだまし取る投資詐欺事件
- 被害女性は自宅に訪問してきた「証券会社社員」に現金を渡す形で被害
- 曹容疑者は通訳や送迎で詐欺を幇助した疑いがあるが容疑否認
- 訪問型投資詐欺は高齢者が狙われやすく、外国語での説明も注意が必要
- 事前に会社や担当者の正当性を確認し、怪しい勧誘には応じないことが重要
(出典:HTB北海道ニュース「1500万円の投資詐欺事件 マレーシア国籍の男と共謀し詐欺をほう助か…中国国籍女を送検 空知管内」

1500万円の投資詐欺事件 マレーシア国籍の男と共謀し詐欺をほう助か…中国国籍女を送検 空知管内
北海道空知管内に住む50代の女性が投資名目として現金1500万円を騙し取られた事件でマレーシア国籍の男と中国国籍の女が逮捕・送検されました。18日送検された札幌市に住む中国国籍の会社役員、曹海艶容疑…