北海道函館市で、住宅に侵入した男が住人を襲い、脅迫したうえで現金を奪って逃走した可能性があることがわかりました。
男は家の中に約10時間も居座っていたとされ、地域では「身近で起きた恐ろしい事件だ」と不安の声が広がっています。
(出典:北海道ニュースUHB「10時間も居座ったあと逃走か「カネを出せ」住宅に潜んでいた刃物男が帰宅した住人男性の顔など殴りケガ負わせる―強盗致傷事件として捜査<北海道函館市>
事件の概要:深夜に侵入し暴行・脅迫
事件が発生したのは、10月14日午後10時ごろ、函館市神山3丁目の住宅。
帰宅した68歳の男性が、玄関を開けた瞬間に見知らぬ男と遭遇しました。
男は男性の顔を殴るなどの暴行を加え、さらにナイフのような刃物を突きつけ「金を出せ」と脅迫したといいます。
男性が「お金はない」と拒否したところ、男はその場に居座り続け、翌朝まで住宅に滞在していたとみられています。
現金を奪い逃走 強盗致傷事件として捜査
警察の調べによると、被害男性が確認したところ現金が盗まれていたことがわかりました。
男はその後、住宅から逃走。現在も行方が分かっておらず、警察は強盗致傷事件として捜査を進めています。
犯人の特徴と警察の呼びかけ
逃げた男の特徴は以下の通りです。
- 年齢:20代~30代
- 身長:170〜180センチほど
- 体型:やせ型
- 髪型:黒髪
- 服装:上下黒の服装
- 所持品:ナイフのような刃物
警察は函館市内および近隣地域に警戒を呼びかけており、
「不審な人物を見かけた場合は、すぐに通報してほしい」としています。
なぜ10時間も居座ったのか? 住人の恐怖と心理的影響
今回の事件で特に注目されているのは、犯人が住宅内に約10時間もとどまっていた点です。
この長時間の拘束について、専門家は「被害者が恐怖で動けず、通報する余裕がなかった可能性がある」と指摘しています。
また、被害者が高齢男性であったことから、身体的にも抵抗が難しかったと考えられます。
「自分の家が一番安全な場所」という意識が崩れるほど、精神的ショックの大きい事件といえるでしょう。
あなたは、自分の家に見知らぬ人が居座ったら、どう対応しますか?
この事件は、誰にとっても“他人事ではない”防犯の警鐘といえます。
函館市で増える侵入・窃盗トラブル 防犯対策を再確認
近年、北海道内では空き巣や侵入盗の事件も増加傾向にあります。
特に高齢者の一人暮らし世帯は狙われやすく、防犯対策の強化が求められています。
家庭でできる主な対策としては、以下のようなものがあります。
- 玄関・窓の**二重ロック(補助鍵)**を設置する
- 夜間は外灯や人感センサーライトを活用する
- 不審者を撮影できる防犯カメラやドアホンを設置する
- SNSで外出予定や居住地情報を投稿しない
小さな工夫が、命や財産を守る大きな一歩になります。
まとめポイント
- 函館市で住宅侵入・暴行・脅迫の強盗致傷事件が発生
- 犯人は約10時間も住宅に居座り、現金を奪って逃走
- 被害男性は68歳、命に別状はなし
- 犯人は20〜30代のやせ型男性、黒い服装
- 警察は捜査を続け、住民に警戒を呼びかけている
(HTB北海道ニュース「【続報】現金を奪って逃走か 侵入した住宅に10時間居座り住人を殴って刃物で「金を出せ」脅す 函館市」
