北海道函館市で、自宅に帰宅した男性が見知らぬ男に襲われ、暴行を受けたうえ「金を出せ」と脅される事件が発生しました。
犯人はその後、住宅内に約10時間も居座っていた可能性があり、住民の間では「なぜ通報まで時間がかかったのか」と不安と驚きの声が広がっています。
事件の概要:帰宅直後の男性を襲撃
事件が起きたのは、10月14日午後10時ごろ、函館市神山3丁目の住宅。
仕事から帰宅した住人の男性が玄関を開けたところ、家の中に見知らぬ男がいたといいます。
男は突然、男性に殴る蹴るなどの暴行を加えたあと、ナイフのような刃物を突きつけて「金を出せ」と脅迫。
しかし男性が「お金はない」と拒否すると、男はそのままその場にとどまり、しばらくの間動かなかったとされています。
一夜明けて通報 男は10時間居座った可能性
驚くべきことに、男性が警察に通報したのは翌朝の午前8時ごろ。
警察によると、犯人の男は約10時間にわたって住宅内に居座っていた可能性があるということです。
男はその後、住宅から逃走。
警察は「住居侵入」や「強要未遂」などの容疑を視野に、周辺の防犯カメラ映像をもとに男の行方を追っています。
犯人の特徴と警察の捜査状況
逃げた男の特徴は以下の通りです。
- 年齢:20代〜30代
- 身長:170〜180センチほど
- 体型:やせ型
- 髪型:黒髪
- 服装:上下黒の服
- 持ち物:ナイフのような刃物
警察は函館市内および近隣地域に警戒を呼びかけています。
特に、深夜帯の戸締まりや不審者への注意を強調しています。
住民の不安と「なぜ通報が遅れたのか」という疑問
この事件で注目されているのは、通報までに約10時間かかった点です。
なぜ被害男性はすぐに警察へ通報しなかったのか——。
心理的ショックや恐怖で動けなかった可能性、または犯人に監視されていた可能性も考えられます。
いずれにせよ、「家の中で見知らぬ男と過ごす10時間」という状況は、想像を絶する恐怖です。
あなたは、自分の家に帰ってこのような状況に直面したら、どう対応しますか?
事件は他人事ではありません。防犯意識を高めることが重要です。
自宅でできる防犯対策
今回のような事件を防ぐために、すぐにできる防犯対策を確認しておきましょう。
- 不在時・就寝時は必ず玄関と窓の施錠を確認する
- 不審な物音がしたら単独で確認せず、まず警察へ通報
- 玄関ドアには補助鍵や防犯カメラの設置を検討する
- SNSで外出予定や帰宅時間を公開しない
自宅が「安全な場所」でなくなる前に、できる備えを整えておくことが大切です。
まとめポイント
- 函館市の住宅で男性が見知らぬ男に暴行・脅迫される事件発生
- 犯人は住宅に約10時間居座った可能性
- 通報は翌朝、男は逃走中
- 警察が男の行方を追い、住民に警戒を呼びかけ
- 防犯カメラや施錠など、家庭での安全対策が急務
(HTB北海道ニュース「帰宅したら見知らぬ男…暴行受けた上「金を出せ」脅される その後10時間居座りか 通報は一夜明け 函館市」
