名古屋でまたも高齢ドライバー事故 歩行者3人がはねられ女性死亡
10月15日朝、名古屋駅近くの下広井町交差点で、軽自動車が横断中の歩行者3人をはねる事故が発生しました。
このうち49歳の女性が死亡し、他の2人もけがを負いました。運転していた71歳の男性はその場で逮捕されましたが、警察によると「人にぶつかっていない」と容疑を否認しているとのことです。
現場は交通量の多い名駅南エリア 逆走や信号無視の目撃情報も
現場は名鉄バスセンターや駐車場の出入口が集まる交通の要所。
目撃者の証言によれば、軽自動車は高いスピードで逆走し、信号を無視して横断歩道を渡っていた歩行者に突っ込んだとみられます。
一瞬の判断ミスや体調変化が命取りになる場所での事故だけに、周囲には大きな衝撃が広がっています。
認知症の可能性も…高齢者ドライバー問題が再び浮き彫りに
警察は、71歳の運転手に認知症の疑いがあるとして、事故当時の状況を詳しく調べています。
近年、こうした「高齢者による重大事故」は全国で相次いでおり、社会的にも大きな課題になっています。
特に、ブレーキとアクセルの踏み間違い、逆走、信号無視などは、認知機能の低下や判断力の衰えが影響しているケースが多いとされています。
免許返納の現実と課題:なぜ返納できない高齢者が多いのか
高齢ドライバーによる事故が増える一方で、「免許を返納したくてもできない」という現実もあります。
地方では車が生活の足であり、買い物や通院のたびに車が欠かせないという人も多いのです。
こうした事情から、認知機能が低下していても運転を続けざるを得ないケースが少なくありません。
自治体によるサポート制度や、家族・地域の見守り体制をどう作るかが今後の課題です。
あなたはどう思いますか?
高齢化社会が進む中、「安全と生活の両立」をどう実現するかは避けて通れないテーマです。
もしあなたの家族が高齢ドライバーだったら、どんなサポートがあれば安心して運転をやめられるでしょうか?
事故を防ぐためには、本人だけでなく周囲の理解と支援も必要です。
まとめポイント
- 名古屋駅近くで軽自動車が歩行者3人をはね、女性1人が死亡
- 運転手の71歳男性は「人にぶつかっていない」と否認
- 逆走・信号無視の目撃情報、認知症の疑いも
- 高齢ドライバー問題は社会的課題として深刻化
- 安全な移動を支える制度や地域の支援体制が求められる
(出典:Yahoo!ニュース「運転の高齢者は“認知症”か…名古屋駅近くの交差点で横断中の3人が車にはねられ女性が死亡 71歳男を現行犯逮捕」
