問題の経緯
2025年7月28日、ユーチューバーのキッドマン北海道探索氏が「江別市のパキスタン人違法ヤード問題」に関する動画を公開しました。動画では以下の問題点を指摘しています。
- 江別市や当別町における外国人による違法ヤードや土地の無断利用
- 騒音や振動による日常生活への影響
- 解体作業で発生する火花や作業の安全性
- 不衛生な環境への懸念
- 夜間や早朝の作業による生活の質低下
しかし、この動画をもとに、北海道新聞のネット記事では「排外的」と批判される事態が発生しました。
キッドマン北海道探索氏の反論
キッドマン氏は、自身の指摘が排外主義的であるとの批判に対して明確に反論しています。ポイントは以下の通りです。
- 違法行為への指摘であり、外国人全体への攻撃ではない
- 動画の焦点はあくまで法律や規則に反する行為
- 日本の文化やルールを尊重している外国人に対する差別ではない
- 具体的問題の事例
- 市街化調整区域に無断でヤードを建設
- 衛生管理がされていない汚い管理状態
- 悪質な購入・販売手法(車のワイパーに名刺を挟むなど)
- 取材過程での北海道新聞の不透明な対応
- ムトウ記者からメールで軽い取材依頼
- 実際のやり取りと記事内容が異なり、正確な説明要求を北海道新聞本社が拒否
- 電話でのやり取りでも、一方的に通話を切断される
キッドマン氏は、違法行為を指摘しているだけであるにも関わらず、被害者の立場に見なされること自体が不合理であると主張しています。
北海道新聞報道の問題点
今回の一連の報道には、次のような問題点があります。
- 取材内容と記事内容の乖離
- 記者とのやり取りで述べた事実が記事に正確に反映されていない
- 批判の矛先が不適切
- 違法行為を行っている側ではなく、指摘した動画作成者を排外的と断定
- 法や規則に反した行為の問題提起を「悪い動画」と扱う不公平性
- 報道姿勢の不透明さ
- 本社訪問や電話での説明要求を拒否
- キッドマン氏と記者との取材があったにもかかわらず、本人の意図を歪める形で記事化
これらは報道の公正性・透明性に大きな疑問を残すものです。
(出典:北海道新聞「パキスタン村」の虚構と現実 江別・当別の動画があおる排外主義<外国人と生きる>①」

「パキスタン村」の虚構と現実 江別・当別の動画があおる排外主義<外国人と生きる>①:北海道新聞デジタル
「治安がどんどん悪くなってますよね。これで仲良く共生とかできると思いますか」。動画投稿サイト「ユーチューブ」で6月に公開された動画。投稿者の日本人男性が軽妙な語り口で、石狩管内当別町で暮らすパキスタン...
読者への問いかけ
- 違法行為の指摘を「排外的」と扱うことは妥当か?
- 報道機関として、取材内容を正確に反映させる責任は果たされているか?
- 違法行為を行う側が「怖かった」と表明することと、違法行為を指摘されることのどちらに注目すべきか?
この問題は、事実に基づく報道と批判的な記事作成のあり方について、社会全体で考えるきっかけになる事例です。
まとめポイント
- 事件概要:キッドマン北海道探索氏が江別市・当別町の外国人違法ヤード問題を動画で指摘
- 北海道新聞の批判:「排外的」と報道
- 反論の要点:指摘の対象は違法行為、外国人全体ではない
- 報道の問題点:取材内容と記事内容の乖離、説明要求の拒否、公平性の欠如
- 重要な視点:違法行為の指摘は社会的な問題提起であり、報道の公正性を重視すべき
今回の事例は、報道の公平性や透明性、違法行為の問題指摘の正当性について議論する良い機会となります。
(出典:キッドマン北海道探索様「北海道新聞に意義があり本社に行った話。」