2025年10月4日、自民党総裁選の投開票が行われる中、FNNが実施した全国党員票および国会議員票の最新動向調査の結果が注目を集めています。今回の総裁選には、昨年にも出馬した小泉進次郎農相(44)、高市早苗前経済安全保障担当相(64)、林芳正官房長官(64)、小林鷹之元経済安全保障担当相(50)、茂木敏充前幹事長(69)の計5人が立候補しています。
全国党員票の動向
FNNは9月末までに全国47都道府県の自民党地方議員や党組織、支援者などを取材し、党員票の動向を独自に調査しました。その結果、以下の傾向が見られました。
- 高市氏:全国47都道府県のうち17都道府県で他候補をリード。地元の奈良県をはじめ、関西圏や東京・千葉など関東でも優勢を保っています。
- 小泉氏:15県で高市氏に次ぐ優勢を示し、地元・神奈川県や関東圏で支持を固めています。
- 競合状況:高市氏と小泉氏は6県で接戦状態となっており、どちらが有利になるかは最終的な投票で決まる見通しです。
- 林氏:地元の山口県など4県で優勢を示しています。
- 小林氏・茂木氏:複数の県で苦戦しており、党員票での影響力は限定的です。
国会議員票の最新情勢
党員票の動向と合わせて重要視されるのが国会議員票です。FNNの調査によると、現時点で以下の状況が確認されています。
- 小泉氏:国会議員から80人を超える支持を獲得し、党員票と合わせて総合的にトップの位置を維持しています。
- 林氏:約60人の議員支持を固め、上位争いに踏みとどまっています。
- 高市氏:40人を超える議員支持を確保しており、党員票を加味すると2位争いが予想されます。
ただし、約50人の議員が態度を明らかにしていないため、上位争いは依然として流動的です。最終的な総裁決定は、党員票と国会議員票の双方の合計結果に大きく左右されることになります。
まとめとポイント
- 小泉氏が総合トップの状況
国会議員票で優勢を確保しており、党員票と合わせた総合得票で現時点トップ。 - 2位争いは高市氏と林氏が接戦
党員票と議員票の双方で差が接近しており、どちらが決選投票に進むかは予断を許さない。 - 最終結果は不透明
党員票と議員票の組み合わせ、未発表議員の動向によって結果は変わる可能性がある。 - 中立的視点での留意点
今回の調査はあくまで情勢分析の一つであり、最終結果は投票日に確定する。報道や調査に基づく支持動向は変化する可能性があるため、冷静に注視することが重要です。
今回の総裁選は、自民党内の世代交代や政策路線の違いを反映した注目の選挙です。国会議員票と党員票の両方を踏まえた総合的な判断が、最終的な新総裁の選出に大きく影響すると考えられます。
(出典:Yahoo!ニュース「全国党員票は高市氏17都道府県で優勢…次いで小泉氏15県と国会議員票合わせ総合トップ 2位争いは高市氏と林氏か FNN動向調査 4日自民党総裁選」

全国党員票は高市氏17都道府県で優勢…次いで小泉氏15県と国会議員票合わせ総合トップ 2位争いは高市氏と林氏か FNN動向調査 4日自民党総裁選(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース
自民党総裁選は4日に投開票が行われ、新しい総裁が選出されます。FNNは、全国の党員票の動向を独自に調査したところ、高市前経済安全保障担当相が17の都道府県で他の候補をリードしていることが分かりま