今回のジジポリでは、**遠州鉄道の車掌による不適切行為と、SNSでの炎上、さらに背景にある「撮り鉄マナー問題」**について解説していきます。
① 導入:SNSで拡散された“中指動画”が波紋に
静岡県浜松市を走る遠州鉄道の車掌が、利用客に向かって中指を立てた動画がSNS上で拡散され、大きな炎上騒動となっています。
動画はすでに削除されていますが、「X(旧Twitter)」では150万回以上再生され、全国的な注目を集めました。
遠州鉄道は地域の重要な交通インフラであり、市民の通勤・通学を支える存在です。
それだけに、職員の不適切行動は大きな衝撃を与えています。
一方で、現場では**「線路内侵入」や「暴言」など、撮り鉄による迷惑行為**が頻発していたことも明らかになっています。
② 概要:中指を立てたのは“きさらぎ駅”のモデル地で
問題の現場となったのは、浜松市中央区の**「さぎの宮駅」**。
この駅は、インターネットの都市伝説「きさらぎ駅」の舞台とされる場所としても知られています。
- 投稿主は匿名の新規アカウントで「悪意のある行動だ」と訴え
- 投稿は短時間で拡散、批判コメントが殺到
- 一部では「晒す前に会社に言うべき」と冷静な声も
遠州鉄道は「事実関係を確認中だが、車掌が中指を立てたことは事実」と認め、
「どのような事情があっても許される行為ではない」と謝罪しました。
③ 専門用語解説
- 撮り鉄(とりてつ):
鉄道の写真や動画を撮ることを趣味とする鉄道ファン。中にはマナーを守らない一部の人が問題視されることもある。 - きさらぎ駅:
2004年に匿名掲示板へ投稿された「見知らぬ駅に迷い込んだ」という怪奇体験談から生まれた都市伝説。
実在の駅ではないが、モデル地とされる場所にはファンが多く訪れる。
④ 影響と今後の対応
遠州鉄道の担当者は「今後、指導を徹底する」と述べていますが、
今回の騒動は、鉄道職員のストレス環境や一部の鉄道ファンのマナー低下といった根深い課題を浮き彫りにしました。
現場の職員によると、線路に侵入して撮影する人や、ホームから身を乗り出す人が後を絶たず、
「運転士が月に3~4回は急ブレーキをかけることもある」といいます。
そのような状況でのトラブルが、今回の不適切行動につながった可能性もあります。
しかし、いかなる理由があっても「中指を立てる」行為は公的立場の者として許されません。
一方で、SNS拡散による“炎上文化”にも課題があります。
一度投稿された映像は、たとえ削除されても永遠に拡散され続ける時代。
職員も利用者も、互いに冷静さを失わないことが求められます。
⑤ 読者への問いかけ
あなたはどう思いますか?
「マナーを守らない利用客に対する怒り」も理解できる一方で、
「公務中の感情的な対応」は社会的信頼を失う行為でもあります。
職員・ファン・利用者、それぞれの立場で“線引き”を考える必要がありそうです。
まとめポイント
- 遠州鉄道の車掌が中指を立てた動画がSNSで拡散し炎上
- 現場の「さぎの宮駅」は“きさらぎ駅”のモデル地で観光客も多い
- 一部撮り鉄によるマナー違反が頻発、職員の負担も深刻
- 遠州鉄道は「再発防止と指導徹底」を表明
- SNS時代では「感情の暴発」が一瞬で全国に拡散するリスクも
(出典:Yahoo!ニュース「車掌が中指立てて発車…あの”きさらぎ駅”の舞台と考察されている遠州鉄道が大炎上…現場は「線路内侵入」「暴言」撮り鉄マナー違反多発で電車も急ブレーキ」


