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自称「弁護士」の21歳男をすすきので逮捕 暴行事件の背景と波紋

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なぜこのニュースが注目されているのか

札幌・すすきのの飲食店で、自称・弁護士の21歳の男が男性に暴力を振るったとして現行犯逮捕されました。
一見よくある暴行事件のようにも思えますが、「21歳の弁護士」という点に多くの人が驚きを隠せません。
警察は「本当に弁護士なのか」も含めて調べを進めています。

この事件は、「なりすまし」や「偽職業申告」の問題を考えるきっかけにもなりそうです。
では、実際にどんな経緯で事件が起きたのでしょうか。


事件の概要

  • 日時:2025年10月22日 午前1時30分ごろ
  • 場所:札幌市中央区南4条西3丁目(すすきのの飲食店)
  • 容疑者:自称・弁護士の21歳の男
  • 被害者:仕事で店を訪れていた31歳男性

男は客として酒を飲んでいたところ、店内で男性に一方的に暴力をふるったとされています。
通報を受けて駆けつけた警察官により現行犯逮捕。
被害者は顔を打撲するなどの軽傷を負いました。
なお、2人に面識はなかったということです。


「弁護士だ」と名乗る21歳男 本当に弁護士なのか?

警察の調べに対し、男は「やっていない。逮捕される意味が分からない」と容疑を否認しています。
また職業については**「弁護士だ」と説明**したとされていますが、
現行の司法制度では、21歳で弁護士資格を取得することは非常に難しいのが実情です。

日本で弁護士になるには、

  1. 大学を卒業
  2. 法科大学院(ロースクール)に進学
  3. 司法試験に合格
  4. 司法修習を経て登録

という長いプロセスが必要です。
仮に最短で進んだとしても、弁護士登録できるのは24〜25歳前後が一般的です。
そのため、警察は男が弁護士を名乗る根拠を含めて詳しく捜査しています。


SNSでも広がる波紋

事件の報道後、X(旧Twitter)などでは次のような声が相次いでいます。

「21歳で弁護士ってありえるの?」
「“自称”ってところが怖い」
「すすきのって最近、トラブル多くない?」

すすきのは札幌でも有数の繁華街で、夜間のトラブルが多い地域としても知られています。
酒が絡む事件や口論から暴行に発展するケースも少なくありません。
今回の事件も「飲酒」が背景にある可能性が指摘されています。


偽って職業を名乗るとどうなる?

もしも「弁護士ではないのに弁護士を名乗った」場合、
それ自体が**弁護士法違反(第74条:弁護士の名称使用制限)**にあたる可能性があります。

この法律では、弁護士資格を持たない人が弁護士を名乗ることを禁止しており、
違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる場合もあります。

単なる「肩書きのウソ」では済まない問題なのです。


なぜこうした「自称〇〇」事件が増えるのか?

SNSや副業ブームの影響で、「肩書きだけで信頼を得る」風潮が強まっているとも言われています。
たとえば、「投資家」「コンサル」「弁護士」などの肩書きをSNS上で使う人が増えていますが、
中には実際には資格を持たない人も存在します。

今回の事件も、「信頼される職業」を装う心理が背景にあるのかもしれません。
あなたは「肩書き」だけで人を信じてしまうこと、ありませんか?


まとめポイント

  • 札幌・すすきので21歳の自称弁護士が男性に暴行し現行犯逮捕
  • 警察は「弁護士の資格の有無」を含めて捜査中
  • 21歳で弁護士登録は現実的に難しく、偽りの可能性も
  • 弁護士を名乗るだけでも法律違反になる場合がある
  • 「肩書き」を信じすぎないことがトラブル防止の第一歩

(出典:HTB北海道ニュース「自称・弁護士の21歳男を逮捕 すすきの飲食店で男性を“殴打” 警察は弁護士かどうか含めて捜査」

自称・弁護士の21歳男を逮捕 すすきの飲食店で男性を“殴打” 警察は弁護士かどうか含めて捜査
札幌・すすきのの飲食店で男性を殴ってけがをさせた疑いで自称・弁護士の21歳の男が現行犯逮捕されました。警察は男が弁護士かどうかも含めて調べています。10月22日午前1時半ごろ、札幌市中央区南4条西3…

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