中立的な立場で記事を作成するため、一部の記事をリライトしました。

自民総裁選“やらせコメント”騒動、杉村太蔵が「上は裏金、下はステマ」と批判

政治・政策まとめ

元自民党衆議院議員の杉村太蔵氏が、28日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、自民党総裁選における“やらせコメント投稿”問題に対して強い嫌悪感を示しました。番組内では、小泉進次郎氏の陣営が関与したとされるネット上の“やらせコメント”投稿について取り上げられました。

報道によると、小泉氏を支持する陣営では、元デジタル大臣で現在は広報班長を務める牧島かれん氏の事務所が、関係者に向けて動画配信サイトなどに小泉氏を過度に称賛するコメントを投稿するよう依頼していたとされます。具体的には、陣営側が作成した24種類のコメント例があり、「ようやく真打ち登場」「去年より渋みが増したか」「泥くさい仕事もこなして一皮むけたのね」など小泉氏を持ち上げる内容のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」といった他候補者への批判や中傷と受け取られかねない表現も含まれていました。

この件に関して、牧島氏は「行きすぎた表現が含まれてしまった」と謝罪し、広報班長の職を辞任しました。小泉氏自身も当初は知らなかったと述べ、「参考例の中に一部行き過ぎた表現があった」と謝罪しています。

杉村氏は番組で、「今回の問題は、自民党にとって非常にマイナスになる事案だ」と私見を述べました。さらに、「5人の総裁候補者の想像以上に、党全体のイメージに悪影響を及ぼす」と指摘。直近の参議院選挙の結果を踏まえ、特に20代や30代の若年層の間で自民党の支持率が低下していることを挙げ、今回のような世論操作を疑われかねない行為が、党全体への信頼を損なう可能性を警告しました。

杉村氏はさらに、「投稿されていたコメントの内容自体が非常に不快であり、正直なところ、上は裏金、下はステマといった手法ではどうにもならない」と率直な意見を述べ、今回の事態を「非常に大きな問題」と評しました。


まとめポイント

  1. 小泉陣営のやらせコメント投稿
    小泉進次郎氏の陣営がネット上で称賛コメントを投稿するよう要請。内容には他候補への批判も含まれていた。
  2. 陣営側の謝罪と対応
    広報班長を務めた牧島かれん氏が謝罪・辞任。小泉氏も一部行き過ぎた内容があったと謝罪。
  3. 党全体への影響
    杉村太蔵氏は、この問題が党全体のイメージ低下につながると指摘。若年層の支持率低下と世論操作の懸念も指摘。
  4. 倫理的・政治的問題
    投稿内容が不快であり、政治活動における倫理や信頼性への大きな問題として評価される。
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