■ はじめに
「ある日突然、YouTubeでコメントができなくなった」──そんな経験はありませんか?
実はこれ、YouTubeの仕様やAIの自動判定によって誰にでも起こりうる現象です。
筆者自身も、あるYouTuberさんの動画に何度かコメントを残し、「いいね」ももらっていたにもかかわらず、最近コメントが投稿できなくなったという出来事がありました。
売名だなんだと中傷されるのを避けたいので、ブログ名を相手様に公開しなかった自分も確かに悪いのですが・・・悲しいです。
この記事では、そのときの体験をもとに、
- なぜ突然コメントができなくなったのか
- どんな仕組みで起こるのか
- そしてどう対処すればいいのか
をわかりやすく解説します。
■ コメントできなくなった経緯
筆者はブロガーとして、あるYouTuberの動画を「出典を明記し、YouTubeの埋め込み形式で紹介」していました。
もちろん無断転載ではなく、動画再生や収益は投稿主側に反映される形です。
そのことを丁寧にコメントで伝えたところ、動画投稿者から「いいね」ももらい、好意的に受け取られたと思っていました。
しかし数日後、同じチャンネルに再びコメントしようとすると——
投稿後に数秒でコメントが消える。
何度試しても同じ結果でした。
他のチャンネルでは問題なくコメントできるのに、そのチャンネルだけ投稿できない。
いったいなぜこんなことが起こるのでしょうか?
■ 突然コメントできなくなる主な原因
1️⃣ チャンネル側で「コメント非表示(ブロック)」設定された
YouTubeには、チャンネル管理者が特定のユーザーを「コメント非表示」に設定できる機能があります。
この設定をされると、
- コメント入力はできる
- 投稿後も一瞬だけ表示される
- しかし他人にも投稿者にも見えない(自分にだけ見える)
という“シャドウバン”状態になります。
本人には通知も来ないため、気づきにくいのが特徴です。
2️⃣ YouTubeのAIによる自動スパム判定
近年、YouTubeのコメント判定AIが非常に厳しくなっています。
以下のような表現を含むと、AIが自動でスパム扱いしてしまうことがあります。
- 「ブログで紹介します」「URLを掲載しています」など外部誘導を示す文
- 絵文字や記号の多用
- 同じ文面の繰り返し投稿
- 批判的・宣伝的に見える表現
つまり、あなたが悪意なく書いた「ブログで紹介させていただきます」という文も、AIが「宣伝っぽい」と誤判定することがあるのです。
3️⃣ コメント自動フィルター設定の影響
投稿主が「不適切なコメントを自動的に保留する」設定を有効にしていると、AIが自動で一部コメントを弾きます。
この場合、投稿主自身がその非表示コメントを確認・承認しない限り、あなたのコメントは公開されません。
4️⃣ 一時的な制限・通報の影響
他のユーザーがあなたのコメントを「スパム」と通報した場合や、短時間に多くのコメントを投稿した場合も、一時的に投稿が制限されることがあります。
これも意図せず起こることが多く、アカウントに一定時間の“コメント制限”がかかることもあります。
■ どうすればいい? 対処法まとめ
✅ 1. コメント文をやさしく・短く
AIが過剰反応しないよう、「外部サイト」や「ブログ」などの単語を避けて、
「動画を参考にさせていただきました」「素敵な内容でした」など柔らかい言い回しに変更してみましょう。
✅ 2. 別アカウントで確認する
別のアカウントで同じ動画にコメントしてみて、問題なく投稿できるなら「チャンネル側ブロック」の可能性が高いです。
✅ 3. 投稿主に他SNSで伝える
もし投稿主がX(旧Twitter)などを運営しているなら、
「YouTubeでコメントが反映されないためこちらから失礼します」と丁寧に伝えると、誤解が解けることがあります。
✅ 4. 自分のブログにも“出典方針”を明記しておく
「紹介時は公式埋め込み機能を利用し、再生数は投稿主に反映されます」
と明記しておくと、動画投稿者にも安心感を与えられます。
■ まとめポイント
- YouTubeでは「コメント非表示設定」や「AIスパム判定」で、突然コメントできなくなることがある。
- 「ブログで紹介」などの表現はAIが宣伝と誤認する可能性がある。
- 相手が悪意を持ってブロックしたわけではなく、自動判定の影響も多い。
- コメント文を短く・やさしく書くことで改善する場合もある。
- 誤解を避けるために「出典ポリシー」を明記するのも有効。
■ さいごに
YouTubeは便利で開かれたプラットフォームですが、その分AIの自動判定も日々強化されています。
良かれと思って残したコメントが“見えなくなる”のはショックですが、必ずしも悪意ではなく、システムの仕組み上の誤判定であることも多いです。
もし同じ経験をしたら、「自分が嫌われたのでは?」と落ち込む前に、
この記事の対処法を試してみてください。
あなたはどう思いますか?
このAIによるコメント制御、やりすぎだと思いますか?